南流山福祉会館で可愛らしくて複雑な「マジックジュエリーボックスの蓋が開けられない」と持ち込まれ、治療に時間がかかり入院となりました。
手前のステッキリモコンで上の蓋が開き、左右のドアも開くボックスです。
裏板を外し、内部を見ると「電池の液漏れによる故障」と判断しました。液漏れによる腐食が激しくスイッチ交換、内部の配線全交換、電池端子のさび磨きを行いました。
左右のドアの開閉機構が複雑で組み込みに難儀しましたがなんとか完成し、主スイッチを入れましたが全然動きません。
何故か?
電池4本で電子回路とモーター回路が別電源になっていることが判明したが、この切り分け部がわからないので外部電源でのテストは出来ない。
さて困った! コーヒータイムで一休み。
何気なくステッキリモコンを見るとボタン電池が入っていました。
まさかと思い、ステッキリモコンを押すと軽やかな音楽と共に蓋とドアは開きました。
やれやれ!診断と治療は間違っていなかったのですが、冷静に全体の取り扱い方を見なければならないと反省。 (T.S)