流山おもちゃ病院をいつもご利用ありがとうございます。 | |||||||
「動かない」「鳴らない」「光らない」と言われて壊れたおもちゃが持ち込まれます。 | |||||||
私たちは問診で症状をお聞きしながら、まず電池ボックスから調べます。 | |||||||
2024年度の流山おもちゃ病院の診療実績より総計1,681個のおもちゃの内、電池に起因する 不具合が15%、電池容量不足が10%ありました。ここで不具合とその症状をご紹介します。 | |||||||
(電池の種類と特性については「社団法人・電池工業会」HPより抜粋) |
B. 電池まわりの不具合は次の症状が見られます。 |
①電池容量不足 |
本体に使用推奨期限が印刷されていますが、使用負荷状況により 電池容量は減り、回路電圧が定格値より概ね80%になるとおもちゃ は動作しなくなったり、不安定になります。 →この電圧は電池チェッカー(右の写真)で確認しなければなり ません (電池チェッカーは家電量販店、ホームセンターで購入できます) |
電池は寿命末期になると使用していなくても内部の化学
反応(過放電)により内部ガスが発生し(ー)端子側より
放出します
→電池端子は錆びると通電しないのでヤスリまたは(ー)ドライバーで除去して
ください。
→液漏れした電池は自治体の基準により処分してください。
③ボタン電池は構造上、液漏れはありませんが劣化すると内部ガスにより
→外缶が膨らんだ電池は寿命なので自治体の
基準により処分してください。
④電池端子の接触不良
通常(+)端子は凸型金属、(ー)端子はスプリングまたは平板金属になって
います。
この(ー)側の平板金属は電池の脱着を繰り返していると緩んで電池との接触
不良になるので、この平板を曲げ戻してください。
***おもちゃに電池を装着し使用する際、このHP内の「電池の正しい使い方」を読んで
いただき、不具合を起こさないよう楽しくおもちゃで遊んでください***