3月の開院日に幼稚園児の女の子とおばあちゃんが「クレーンゲーム機」を持ち込まれました。
症状はバケットが降下するも降下途中に反転し、上昇して停止してしまい、バケットが物をつかむことが出来ないとのことでした。
クレーンゲーム機はよく持ち込まれます。
不具合の症状が多々あり、バケットの走行(左右、前後)やバケットの昇降、チェーンの絡みと動作も複雑です。
担当ドクターは不具合を確認するため、何度も動作を確認しながら、故障しているであろう歯車、クラッチ、タイマー回路と原因を探りましたが、異常ありませんでした。
そこで初心にかえり、電池(3本)を入れ替えて最初から操作するとバケットは正常に走行並びに降下し、物をつかみ上昇して一連の動作は完了しました。
4月の開院日にお客さんに経緯を説明し、無事に引き渡すことができました。
この時、子どもさんから「お礼のお手紙です」といただいたのがこの写真です。
子どもさんご丁寧にありがとうございます。
持ち込まれた日に診断、治療して引き渡せずごめんなさいね。
お客さんの電池は3本とも1.3Vであり、動作はするのですが、バケットの降下から上昇まではタイマー制御になっていて規定電圧にないと途中で停止します。
担当ドクターは「なんだ、これは??? 初心にかえり、電池からチェックしないと」反省仕切りでした。 (T.S)